民間調査会社のオートデータ社は7月1日、6月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は151万3997台。前年同月比は2.5%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、GMが25万5210台を販売し、3か月連続の首位。ただし、前年同月比は1.6%減と、3か月連続で前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、6%増の1万6138台と、6か月連続で増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比3.7%減の4万9662台と、2か月連続で前年実績を下回る。
フォードモーターは23万9096台を販売し、3か月連続の2位。前年同月比は6.4%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。主力中型セダンの『フュージョン』が、4.4%増の2万6520台と、3か月ぶりに増加。主力SUVの『エスケープ』は、20.2%増の2万9003台と、2か月連続で増加した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、28.6%増の7万0937台と、5か月連続で前年実績を上回った。
FCA US(旧クライスラーグループ)は、引き続き4位。6月の販売台数は19万7073台で、前年同月比は6.5%増と75か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、14%増の3万8126台と、2か月ぶりに増加。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、7207台と良好な立ち上がりを示す。
日本メーカーのビッグ3では、6か月連続で3位のトヨタが、19万8257台を販売。前年同月比は5.6%減と、2か月連続で前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、13%減の3万2561台と、5か月連続で減少。『カローラ』は1%増の3万0950台と、2か月ぶりに増加する。『RAV4』は2万7365台で、前年同月比は10.2%増と、10か月連続のプラス。
日産はホンダを上回り、3か月ぶりの5位に浮上。6月は、14万0553台を販売。前年同月比は13.1%増と、2か月ぶりの前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が3万0475台を販売。前年同月比は3.6%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。『セントラ』は、20.5%増の2万0721台と、2か月ぶりに増加。主力SUVの『ローグ』は2万9246台を売り上げ、前年同月比は25.8%増と23か月連続で前年実績を上回った
ホンダは日産に抜かれて、3か月ぶりの6位に後退。6月は13万8715台を売り上げ、前年同月比は3.2%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。主力車の中では、『アコード』が2万8806台で、前年同月比は4.8%増と2か月ぶりに増加。『CR‐V』は2万9615 台で、前年同月比は4.5%増と、4か月ぶりのプラス。『シビック』は10.7%増の3万1810台と、新型効果で伸びている。