ダイヤトーン サウンドナビ NR-MZ100 で、シンプルに「サウンドステージを上げる」

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ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100
ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオにおける楽しむべき1要素である「サウンドチューニング」について、多角的に解説している当コーナー。今月からは、上級機それぞれが、どのような「サウンドチューニング能力」を持っているのかを分析している。

まず取り上げているのは、人気機種、『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100』だ。前回は、ダイヤトーンだけが可能としているスペシャル機能「マルチウェイタイムアライメント」について、そのあらましを解説した。今週は、これによってもたらされるメリットを解説していこうと思う。

最初に、「マルチウェイタイムアライメント」の概要をざっとおさらいしておこう。「マルチウェイタイムアライメント」の最大の特長は、同一chの中で、高域側の信号と、中低域側の信号を、それぞれ個別にコントロールできることだ(通常ならば、chを分けて行うしかない)。

これが可能となることによって生まれるメリットとは…。

メリットは主に2つある。1つ目は「純正セパレート2ウェイスピーカーを、ナビを換えただけで緻密にコントロールできるようになること」。

通常、純正のセパレート2ウェイスピーカーを緻密にコントロールしようと思えば、それが可能となる“プロセッサー”を導入した上で外部パワーアンプを導入し、さらにパワーアンプからスピーカーまでの配線をやり直す等々、それなりに手を加えなければこれを行えない。しかし『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100』ならば、ナビを換えるだけでOKなのだ。ナビを換えただけで、純正セパレート2ウェイスピーカーを、ハイエンドシステムで行えるようなレベルでコントロールすることが可能となるのだ。

そしてもう1つ。それは、「純正“フルレンジスピーカー”の“音場”を上げることができる」というものだ。

純正スピーカーにトゥイーターの設定がない場合(ドアのスピーカーだけで低音から高音までを再生する場合)、音の出所が低い位置にあるために、サウンドステージが低い場所にあるような聴こえ方になりがちだ。しかし、『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100』の「マルチウェイタイムアライメント」を使えば、その状況を好転させることが可能だ。

ズバリ、“仮想2ウェイ”というコントロール方法が可能であり、これにより、聴こえ方を変えることができるのだ。どのようにこれを行うのかと言うと…。

フルレンジスピーカーから発せられる音を、高域側と中低域側に分割し、それぞれに対して、「タイムアライメント」と「レベル」調整を個別に効かせるのである。2ウェイではないのに、2ウェイだと“仮想”してコントロールするのだ。

こうすることで、あたかもトゥイターがあるかのような錯覚を作り出すことができ、結果、サウンドステージを上げることが可能となる。

少々難しい話になってしまったが、要は、『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100』は、シンプルなスピーカーシステムであっても、ハイエンド的なサウンドコントロールが可能であり、そこが最大のストロングポイントだ。シンプルなスピーカーシステムであっても、リアルなサウンドステージを再現できるメインユニットなのである。

さて、『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100』についての「サウンドチューニング能力」分析は以上だ。来月は、別機種について、これを行っていく。お楽しみに。

【サウンドチューニング・マニュアル】上級機の「サウンドチューニング能力」の実際を検証! Part.1 『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100』その4

《太田祥三》

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