トヨタはスポーツクーペの『86』をマイナーチェンジ、静岡県の富士スピードウェイにて発表した。
今回の発表会には、トヨタ自動車のスポーツ車両統括部 部長ZRチーフエンジニアである多田哲也氏をはじめ、専務役員でTOYOTA GAZOO Racing Factory本部長の嵯峨宏英氏、モータースポーツマーケティング部部長の沖田大介氏、凄腕技能養成部の大阪晃弘氏、TOYOTA GAZOO Racingドライバーの影山正彦氏、SUPER GT GT500クラス レクサス チーム ルマン ワコーズ監督の脇坂寿一氏が参加し、トークショーも行われた。
トークショーでは86というクルマがいかにモータースポーツ、それもニュルブルクリンク24時間耐久レースと関わりが大きいかが語られた。また、86を愛してやまないファンが世界中に増殖、毎週のようにユーザー主導のファンイベントが開催されていることなども紹介された。
多田チーフエンジニアは「今回の大幅マイナーチェンジによって、初期型86が中古車市場に増えることは必至で、その中古車を買ったユーザーが、新たな86ブームを起こす。『AE86』もセカンドハンドユーザーが起爆剤になって、ブレークした。そうした現象が起きるだろう」と86人気が高まる可能性を語った。