全日本空輸(ANA)は、5月の輸送実績を発表した。
国際線の旅客人数が前年同月比9.6%増の70万5959人と好調だった。方面別では、ヨーロッパ方面がテロなどの影響で同3.9%減の5万7558人と落ち込んだ。ただ、アジア/オセアニアが方面が同8.1%増の47万9447人と順調だったほか、北米/ホノルル方面が同20.1%増の16万8954人と好調だった。
国際線の利用率は71.6%だった。
国内線の旅客人数は同5.2%減の300万7610人と2カ月ぶりに前年割れとなった。東京=札幌や東京=大阪、東京=福岡などの幹線が低調だった。利用率は60.9%と6割台を回復した。
貨物・郵便輸送実績は、国際線貨物が同18.6%増の6万1997トン、郵便が同13.0%減の2123トンだった。国内線貨物が同6.2%減の3万3130トン、郵便が同11.4%減の2451トンだった。