三菱重工、大型トラック用全電動式冷凍ユニットを発売

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TEJ100AM架装事例
TEJ100AM架装事例 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業は、大型トラック用全電動式陸上輸送用冷凍ユニット「TEJ100AM」を開発し、同社子会社を通じて販売を開始した。

TEJ100AMは、冷凍食品やアイスクリームも輸送できるクラス最大級の冷凍能力を持つほか、電源側からの消費電力制限要求に応じて運転電力を制御するデマンド機能の搭載により、幅広い給電機能付トラックとの組み合わせに対応する。同社独自の軸方向圧縮機構を持つ3Dスクロール密閉インバータコンプレッサを採用。1台のコンプレッサと2台のエバポレータ(吸熱用熱交換器)を接続する1COMP 2WAYマルチ回路により、運転条件を選ばず常に最大限の性能を発揮する。また、冷媒には業界に先駆けて地球温暖化係数が低いR410Aを採用した。

電動式冷凍ユニットの場合、エンジン回転数に冷凍能力が左右されず、急速に温度を下げなければならないプルダウン時でも、庫内温度維持時にも、その状況に応じて最適な冷凍能力を引き出せる。新製品は、長寿命コンプレッサやその他の機器をひとつの筐体中に収容しているため取り付けやすく、コンプレッサ駆動ベルト、冷媒ホース、冷媒追加チャージなどが不要となり、メンテナンスコスト低減にもつながる。

さらに、独自インバータ制御機能や冷媒流量を細かく制御できる電子膨張弁、ガスインジェクション付コンプレッサにより冷凍能力と運転効率を向上させるエコノマイザサイクルなどを採用。同社が業務用空調機器分野で培ってきた幅広い技術を活用することで、安定的温度管理と省エネ性能を追求した。

《纐纈敏也@DAYS》

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