【スバル BRZ 改良新型】インテリアにも黄色を配色。飽きの来ないカラーコーディネートで

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スバル BRZ Yellow Edition(プロトタイプ)
スバル BRZ Yellow Edition(プロトタイプ) 全 8 枚 拡大写真

スバル『BRZ』の最上級グレード“GT”が秋に追加されるが、それをベースにした特別仕様車、“Yellow Edition”が7月7日より100台限定で、先行予約受付が開始された。
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このカラーは日本では100台、世界でも1000台のみの限定車だ。スーパースポーツカーにあるような、鮮やかな黄色にこだわり、新たに作った“チャールサイトイエロー”である。

ボディカラーにこだわったことから、内装にもそのこだわりを反映させようと、「黒い内装の中にどのようにイエローを配置すればいいのかを3案作り検討した」と述べるのは、富士重工業スバル商品企画本部デザイン部の雲野裕紀さんだ。

その案には、「これまでのBRZにあるような、黒い内装で赤いステッチを入れたものに則ったアイディアや、よりイエローを見せることで限定100台のクルマを手に入れたという、所有欲を満たすように、肩だけや帯で黄色を出したりなどのアイディアがあった」と話す。

その結果、「大人っぽさや質感の高さなど、マイナーチェンジしたBRZの方向性を考えると、B案が一番似合うだろうと採用した。ドアを開けたときにしっかりとドアグリップを黄色にするなど、抑えどころがしっかりとしているのも特徴だ」という。

スバルは、デザインテーマとしてDYNAMIC×SOLIDを掲げ、それはカラーも同様だ。そのうえで、「カラーチームではDYNAMIC×SOLIDにプラスし、“インパクト”と“深み”というサブタイトルつけてデザインしている」と雲野さん。

インパクトは、「外装などを見たときの衝撃を指すが、スバル車は長く乗っていただけるので、長く所有できるカラーを目指し、すぐ飽きるような色は選んでいない」。内装も、「ドアを開けたときにシートに色が入っていたり、ドアを閉めるときにクリップに黄色があるとインパクトが出せている」と説明。

しかし、「普段乗っているときに黄色が目につくと運転に支障が出るので、そういうところにはさりげないステッチだけにするなど、長く乗って飽きてこない、しかし愛着が増すようなカラーコーディネートに仕上げた」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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