三菱重工と千葉工大、国内初「防爆性能」を備えた遠隔操縦式移動ロボットを発表

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三菱重工業と千葉工業大学が共同発表した国内初 防爆性能を備えた遠隔操縦式の移動ロボット「桜II号(防爆仕様)」(7月12日、東京・品川 三菱重工業本社にて)
三菱重工業と千葉工業大学が共同発表した国内初 防爆性能を備えた遠隔操縦式の移動ロボット「桜II号(防爆仕様)」(7月12日、東京・品川 三菱重工業本社にて) 全 7 枚 拡大写真

三菱重工業と千葉工業大学は、防爆性能を備えた遠隔操縦式の移動ロボット「桜II号(防爆仕様)」を共同開発。同機は、引火性ガスの中でも自らが出す電気火花や熱などで、爆発や火災を引き起こす危険性を大幅に抑えられるのが特徴。

両社は、このロボット開発において、国内防爆認証(型式検定)を取得。無線または有線による遠隔操作が可能な移動ロボットとして「正規の防爆性能を持つものは国内で初」という。

このロボットが活躍する場として、両社は「トンネル内事故や石油化学プラントなど、防爆対応が求められる現場で、安全かつ高効率な情報収集・点検や軽作業に向けた用途・需要を開拓する」という。

三菱重工業本社ビルで7月12日に行われた会見では、有線・無線による駆動デモンストレーションが行われ、「ガソリン飛散やLPG・水素タンクローリーが転倒するなどの事故や、メタンガスが発生するトンネル災害時などで、ファーストレスポンダーとして活躍する。水素を含む多くの引火性ガスがある環境下でも駆動する」と伝えた。

《レスポンス編集部》

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