「どこでもドア」実証実験---京急電鉄の三浦海岸駅で

鉄道 テクノロジー
三浦海岸駅に設置される「どこでもドア」のイメージ。秋頃から実証実験が行われる。
三浦海岸駅に設置される「どこでもドア」のイメージ。秋頃から実証実験が行われる。 全 2 枚 拡大写真

京浜急行電鉄と三菱重工業の2社は7月12日、久里浜線の三浦海岸駅(神奈川県三浦市)で「どこでもドア」の実証実験を行うと発表した。

2社の発表によると、「どこでもドア」は三菱重工グループの三菱重工交通機器エンジニアリング(MHI-TES)が開発中のホームドア。通常、ホームドアを設置する場合は、車両のドア数やドア位置を統一しなければならないが、「どこでもドア」はドア数やドア位置が異なる車両が混在していても対応できる。

また、MHI-TESとJR東日本メカトロニクスが共同開発した「地上完結型簡易連携システム」を搭載。車両の改修を行うことなく、地上設備だけでホームドア開閉の連携が可能だ。京急はこれにより「車掌がホームドア側の操作をすることなく自動でホームドアの開閉が行われ,車掌の作業が『ワンアクション』(車両のドア開閉作業のみ)となります」としている。

実証実験は秋頃から1年間、MHI-TESが国土交通省の支援を受けて実施。三浦海岸駅の下りホームのうち、最後部1両分のみ設置し、安全性や耐久性、連携システムの安定性の確認が行われる予定だ。

《草町義和》

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