「どこでもドア」実証実験---京急電鉄の三浦海岸駅で

鉄道 テクノロジー
三浦海岸駅に設置される「どこでもドア」のイメージ。秋頃から実証実験が行われる。
三浦海岸駅に設置される「どこでもドア」のイメージ。秋頃から実証実験が行われる。 全 2 枚 拡大写真

京浜急行電鉄と三菱重工業の2社は7月12日、久里浜線の三浦海岸駅(神奈川県三浦市)で「どこでもドア」の実証実験を行うと発表した。

2社の発表によると、「どこでもドア」は三菱重工グループの三菱重工交通機器エンジニアリング(MHI-TES)が開発中のホームドア。通常、ホームドアを設置する場合は、車両のドア数やドア位置を統一しなければならないが、「どこでもドア」はドア数やドア位置が異なる車両が混在していても対応できる。

また、MHI-TESとJR東日本メカトロニクスが共同開発した「地上完結型簡易連携システム」を搭載。車両の改修を行うことなく、地上設備だけでホームドア開閉の連携が可能だ。京急はこれにより「車掌がホームドア側の操作をすることなく自動でホームドアの開閉が行われ,車掌の作業が『ワンアクション』(車両のドア開閉作業のみ)となります」としている。

実証実験は秋頃から1年間、MHI-TESが国土交通省の支援を受けて実施。三浦海岸駅の下りホームのうち、最後部1両分のみ設置し、安全性や耐久性、連携システムの安定性の確認が行われる予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  4. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  5. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  6. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”をちょっと触って、聴こえ方を変える!
  7. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  8. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  9. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  10. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
ランキングをもっと見る