【日産 プロパイロット】開発担当者「ステアリングの動きが一番苦労した」

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日産自動車 プロパイロット 発表会
日産自動車 プロパイロット 発表会 全 6 枚 拡大写真

日産自動車は7月13日、高速道路の単一車線での自動運転技術を8月下旬発売予定の次期型『セレナ』に初搭載すると発表した。

プロパイロットと名付けられた同技術は、高速道路の単一車線を走行する際に、時速30~100kmの範囲内でドライバーが任意に設定した車速を上限に、先行車との車間距離を一定に保つよう制御したり、車線の中央を常に走行するようステアリング操作を支援する仕組み。

これにより渋滞時のストップアンドゴーや長時間の巡航走行時にアクセル、ブレーキ、操舵のすべてが自動的に制御され、ドライバーの負担を軽減できるとしている。

システムの開発に携わった日産のAD&ADAS開発部プロジェクト開発グループの矢作悟主査は、実用化にあたり「日本の高速道路を20万km強走行した。だいたい日本をぐるっと一周してくると約7万kmなので、それを3回走ったようなイメージ」とした上で、「ステアリングの動きが一番苦労した」と明かす。

中でも「カーブを曲がる時などステアリングが細かく動くが、これを積極的にドライバーに知らせた方が良いのか、なるべく抑えた方が良いのかというフィーリングのところが非常に悩んだ」という。

最終的な仕上がりは「我々としては初めて出すシステムであることや、(初搭載が)セレナということを考えると、そもそもクルーズコントロールさえお使い頂いたことが無い方もお乗りになるかもしれないので、システムが(制御を)やっていることをわかりやすくする傾向にチューニングした。比較的動いていることがわかるようになっている」とのことだ。

《小松哲也》

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