駐車場の換気装置の設置基準を緩和…自動車の環境性能向上

自動車 社会 行政
駐車場(参考画像)
駐車場(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

政府は、建築物である路外駐車場に設置する換気装置の能力に関する基準を緩和する「駐車場法施行令の一部を改正する政令」を閣議決定した。

現行基準では、建築物である路外駐車場に対して1時間につき駐車場の容積の10倍の換気能力を有する換気装置の設置を義務付けている。

最近では、自動車の環境性能が向上し、次世代自動車の普及も進んでいるが、現行基準はこうした状況を踏まえたものとなっていない。現行基準は駐車場の容積を単位として規制を設定しているが、駐車場の天井高を高く設計した場合、その分高い換気能力が要求されてしまう問題もあった。

国交省では、学識経験者などで構成する「路外駐車場の換気基準に関する検討委員会」が、制度の運用実態を踏まえて検討してきた。この結果、換気装置の能力は現行基準で要求している能力の半分とし、駐車場の容積ではなく、駐車場の床面積を単位として規制を設定する方式に改めることがまとめられた。

今回、この結論を踏まえ駐車場法施行令の一部を改正し、建築物である路外駐車場に設ける換気装置の設置基準を緩和する。具体的には、建築物である路外駐車場に設ける換気装置の設置基準を緩和し、駐車場の床面積1平方メートル当たり毎時14立方メートル以上の換気能力を要求することする。

7月15日に公布して、施行は8月1日。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  3. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  4. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  5. ブラバスがロールスロイスSUVをカスタム! ワイドボディに700馬力の12気筒ターボ搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る