4月に九州地方を襲った地震による影響で、オートポリス(大分県)での開催を中止することが決まっていた全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)第5戦の代替開催地が岡山国際サーキットに決まった。日程は当初予定の9月10~11日で変化しない。
7月15日にSFのシリーズ運営団体「JRP」が発表した内容によると、岡山での今季2度目の開催となる第5戦は「2レース制大会」として実施される。9月10日(土曜)にフリー走行、20分間の公式予選、そして110km(30周)の決勝第1レースが行なわれ、翌11日(日曜)はQ2までのノックアウト予選と190km(51周/タイヤ交換あり)の決勝第2レース、という運びになる予定だ。
岡山では今年すでに第2戦(1レース制)が開催されているが、この時は荒天によりセーフティカー先導の隊列走行のみでレースが決着している。選手、チームはもちろんのこと、なにより岡山を訪れたファンにとって消化不良の一戦だっただけに、今年もう一度SFの実戦が同地で開催されるのは好ましいかたちといえるだろう。
また、第5戦岡山で実施される2レース制は、最終戦を中心に近年行なわれてきた2レース制とはフォーマットが異なる部分もあるので、そういった意味での斬新さも出てきそうだ。
なお、やはり同日程でのオートポリス開催が当初予定だった全日本F3選手権の今季第7大会(第13&14戦)も、SF第5戦の併催として岡山で代替開催されることが決まった。
今回の決定で、SFの2016年シーズン残りの日程は下記のように固まっている。
第3戦 7月16~17日 静岡県・富士スピードウェイ(1レース制)
第4戦 8月20~21日 栃木県・ツインリンクもてぎ(1レース制)
第5戦 9月10~11日 岡山県・岡山国際サーキット(2レース制)
第6戦 9月24~25日 宮城県・スポーツランドSUGO(1レース制)
第7戦 10月29~30日 三重県・鈴鹿サーキット(2レース制)