伊豆急行「新たな列車」は「アルファ」改造 2017年デビュー

鉄道 企業動向
「リゾート21」の「リゾートドルフィン」(左)、「アルファ・リゾート21」(中央)、「黒船電車」(右)。「アルファ・リゾート21」が来年デビューの「新たな列車」に改造される。
「リゾート21」の「リゾートドルフィン」(左)、「アルファ・リゾート21」(中央)、「黒船電車」(右)。「アルファ・リゾート21」が来年デビューの「新たな列車」に改造される。 全 1 枚 拡大写真

伊豆急行が2017年の運行開始を予定している「新たな列車」は、2100系電車「リゾート21」の五次車「アルファ・リゾート21」の改造車となることが分かった。改造に先立ち、「アルファ」特別運転などのイベントが8月に行われる。

「リゾート21」は、1985年から1993年にかけて5編成が導入された伊豆急行の電車。普通列車用だが編成両端に展望室を設置し、中間車両の座席は海側の景色を見やすいよう窓向きに設置するなど、観光利用も意識したデザインでまとめられた。初期の2編成は既に引退しており、現在は三次車「リゾートドルフィン」、四次車「黒船電車」、五次車「アルファ・リゾート21」の3編成が運用されている。

伊豆急が7月15日に発表したところによると、「アルファ」は今年9月以降、「新たな列車」への改造工事に入る予定。これに先立つ8月21日には、開業55周年記念事業の一環として「リゾート21・フェスタ」と題したイベントを開催し、伊豆高原駅(静岡県伊東市)の構内で「リゾート21」3編成の撮影会などを行う。また、事前申込制の「アルファ」特別運転(先着300人)も行われる。

特別運転の時刻は、伊豆高原14時25分発~伊豆急下田15時33分着。申込みは7月25日13時から、伊豆急のウェブサイトで受け付ける。料金は大人1200円・子供600円だが、ロイヤルボックスの利用は大人800円・子供400円の追加料金が必要になる。参加者には乗車証明書などがプレゼントされる。

伊豆急は「アルファ」改造のほか、「リゾートドルフィン」も8月下旬からの定期検査にあわせて塗装を変更するとしており、「現状のリゾート21の3編成(中略)が揃った撮影会は今回が最後となりますので、是非とも伊豆高原までお出かけください」と呼びかけている。

「新たな列車」は2017年の運行開始が予定されている。運行区間や運賃、サービスなどの詳細は発表されてないが、伊豆急行は「(伊豆エリアの)魅力を知っていただき、訪れていただくことを目的に、魅力的なサービスを提供し、車内での時間を楽しんでいただく」列車にするとしている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『ジムニー』ファン必見!限定3000個の精巧キーチェーン登場
  2. ポイ活主婦に自動車税の納付の仕方を聞く…キャンペーンで全額還元・ポイントで0円払いもできる!
  3. ジープ『コンパス』新型発表、初のEVは航続最大650kmを可能に
  4. 静かなオプカンがすごかった! トーヨータイヤ「オープンカントリー H/TII」が登場…岡本幸一郎
  5. 『ターミネーター2』のあのハーレーが最新仕様で復刻! 鏡面仕上げの“走る芸術”『ファットボーイ グレイゴースト』日本初公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
ランキングをもっと見る