ポルシェ パナメーラ 新型、550馬力のV8ツインターボは気筒休止付き

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ポルシェ パナメーラ 新型の4.0リットルV8ツインターボ
ポルシェ パナメーラ 新型の4.0リットルV8ツインターボ 全 6 枚 拡大写真

ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェが6月28日、ドイツ・ベルリンで初公開した新型『パナメーラ』。新世代のV型8気筒ツインターボエンジンの詳細が明らかにされている。

新型パナメーラのターボチャージャーは、シリンダーバンクのV字の中央部に統合。このセントラル ターボ レイアウトは、多くのメリットを持つ。1点目は、エンジン自体がさらにコンパクトになり、搭載位置を下げることができることで、車両の重心にプラスの影響を与える。2点目は、2つのターボチャージャーとシリンダー燃焼室の距離が短くなり、スロットルレスポンスが改善されることにある。

「パナメーラ ターボ」の4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンは、最大出力550ps/5750 rpm、最大トルク78.5kgm/ 1960-4500 rpmを獲得。先代比で30ps、7.1kgmパワフルになった。

圧縮された空気をV8の燃焼室に供給するために、ツインスクロールターボチャージャーを使用。反対方向に回転する2つのチャージャーが低回転域から大きなトルクを引き出す。また、パナメーラ ターボは、アダプティブ シリンダー コントロールを備えた初のポルシェ。部分的な負荷の作動において、システムは一時的に8気筒から4気筒エンジンに変わる。これによって、4気筒状態の出力要求に応じて、燃料消費量が30%まで削減される。

パナメーラ ターボの0-100 km/h加速は3.8秒(スポーツクロノ仕様車は3.6秒)、最高速は306km/h。パワーウエイトレシオは、わずか3.6kg/ps。一方、欧州複合モード燃費は10.64-10.75km/リットル、CO2排出量は214-212g/km。先代よりも、改善を果たしている。

《森脇稔》

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