九州オートポリス、10月1日に営業再開…地震から約半年での復活へ

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S耐の参戦マシンには「気持ちは九州へ。」のステッカーが貼られている。
S耐の参戦マシンには「気持ちは九州へ。」のステッカーが貼られている。 全 8 枚 拡大写真

大分県のサーキット「オートポリス」と、「スーパー耐久シリーズ」(S耐)が19日に連名のリリースを発行し、10月1日のオートポリス営業再開が決まったことと、11月19~20日のS耐最終戦が予定通りオートポリスにて開催されることを報告した。

4月に九州地方を襲った地震により、熊本県に近い立地にあるオートポリスも被害を受けるなどした。10月1日の営業再開を目指して復旧作業が進められていることはかねてより伝えられていたが、今般、それが正式決定したかたちとなる。

4輪ビッグレースに関しては、既に5月開催予定だったSUPER GT、そして9月の予定だったスーパーフォーミュラが時期的に開催不可能でそれぞれ中止となり、代替開催についても決定済み。あとは11月19~20日開催予定のS耐がどうなるか、というところだったが、オートポリスはS耐のシリーズ運営団体「スーパー耐久機構」とともに「予定通り開催」の旨を発表した。

S耐では参戦全マシンに「気持ちは九州へ。」のステッカーを貼ったり、チームや観客からの義援金を大分県に送り届けるなどの貢献活動もしてきている。この義援金活動は9月4日の第4戦(富士スピードウェイ)以降も継続されるとのことだ。S耐以外のシリーズや関連団体等も九州を積極的に支援中であり、これらの活動も実っての営業再開決定となった。

状況を考えれば、地震から約半年での再開は素晴らしく早いものといっていいだろう。例年夏にはSUPER GTやスーパーフォーミュラの次年度開催予定が明らかにされるが、2017年の日程にもオートポリスの名がいつも通り載っていることを期待したいし、それが期待され得る状況になってきたということはできそうだ。

今季のS耐最終戦は、九州地方のモータースポーツの中心地であるオートポリスの復活(健在)を宣言する大会ともなる。

《遠藤俊幸》

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