日産自動車の米国法人、北米日産は7月上旬、6月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、14万0553台。前年同月比は13.1%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
日産ブランドは12万9495台で、前年同月比は13.4%増と、2か月ぶりに増加。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が、3万0475台。前年同月比は3.6%増と、2か月ぶりのプラスとなった。『セントラ』は2万0721台を販売。前年同月比は20.5%増と、2か月ぶりに増加した。『ヴァーサ』は1万4683台で、前年同月比は44.1%増と、2か月連続で増加。2015年6月に新型を投入した『マキシマ』は、前年同月比21.9%増の4923台と、9か月連続のプラス。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、2013年12月にモデルチェンジした小型SUVの『ローグ』(『エクストレイル』の兄弟車)が、月販新記録の2万9246台を販売。前年同月比は26%増と、23か月連続で増加した。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は、84%増の8166台と、6か月連続で増加。新型を投入した『ムラーノ』は、6.6%増の5665台と好調が続く。
インフィニティブランドは、前年同月比10.7%増の1万1058台と、4か月連続で増加。主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)は2349台にとどまり、前年同月比は32.3%減と、2か月連続のマイナス。SUVの『QX60』は、前年同月比45.9%増の4380台と、4か月連続で増加した。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、改良新型モデル投入の効果で、前年実績のおよそ4倍の1689台と大幅増が続く。
日産自動車の2015年米国新車販売は、前年比7.1%増の148万4918台と新記録。2016年上半期(1-6月)は、前年同期比8.4%増の79万8114台を売り上げている。