フランスの自動車大手、シトロエンは7月12日、2016年上半期(1-6月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は、60万0963台。前年同期比は1%減と、前年実績を割り込んだ。
市場別では、信用不安を抜け出した欧州が復調。上半期は、前年同期比7.2%増の41万3620台を売り上げた。『C4ピカソ』が欧州MPV市場を主導。『C4カクタス』と入門コンパクトカーの『C1』も販売が好調。
欧州以外では、中国が後退。上半期の中国および東南アジア実績は12万5174台にとどまり、前年同期比は16.4%減だった。そんな中、SUVの『C3-XR』は、前年同期比35%増と伸びる。
中東とアフリカは上半期、前年同期比24.1%減の2万9115台と後退。南米は1.3%増の2万8994台と好調だった。『C3エアクロス』を中心に、支持を集めた。
シトロエンブランドのリンダ・ジャクソンCEOは、「欧州は過去5年で最高の結果。南米も伸びた」と述べている。