メルセデス SクラスのPHV、EVモードが1.5倍に…2017年

エコカー ハイブリッド
メルセデスベンツSクラスのS500プラグインハイブリッド
メルセデスベンツSクラスのS500プラグインハイブリッド 全 4 枚 拡大写真

ドイツの高級車、メルセデスベンツ『Sクラス』のプラグインハイブリッド車(PHV)、『S500e』(日本では『S550e』)」。同車が近い将来、改良を受けることが分かった。

これは、メルセデスベンツを擁するドイツの自動車大手、ダイムラーが、ドイツで開催した新技術発表会「Tec Day」において明らかにしたもの。「2017年にS500eの改良モデルを発売する予定」と公表している。

S500e (発表当時は「S500プラグインハイブリッド」)は2013年9月、フランクフルトモーターショー13でワールドプレミア。PHVシステムは、新開発の3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを基本にしたもの。これにモーターを組み合わせる。

エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、最大出力が442ps、最大トルクが66.3kgm。強力なPHVシステムは、0-100km/h加速5.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを生み出す。また、Eモードでは、最大でおよそ33kmのゼロエミッション走行が可能。その効果もあって、欧州複合モード燃費35.7km/リットルと、大型サルーンとしては異例の燃費性能を実現した。

改良モデルのS500eでは、電動パワートレインが進化。そのハイライトは、EVモードの延長。現行の33kmから50km以上へ、1.5倍の拡大が図られる。

ダイムラーは、「リチウムイオンバッテリーや、連動する電動パワートレイン全体の改良によって、EVモードが初めて50kmを超える」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る