【鈴鹿8耐】勝つのはどのチーム?…ZX-10R で表彰台が見えてきたTeam GREEN

モーターサイクル エンタメ・イベント
レオン・ハスラム
レオン・ハスラム 全 3 枚 拡大写真
今年、カワサキ『ZX-10R』はフルモデルチェンジされ、ライダーの渡辺一樹によれば「まだデータが足りない」状態ではあるが、事前テストではステップバイステップでタイムを詰めており、コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレースで一躍優勝候補に上がってきた。

事実、全日本JSB1000で柳川明と渡辺一樹は2人そろってコンスタントに上位でフィニッシュ。さらにスーパーバイク世界選手権に目を移せば、ジョナサン・レイとトム・サイクスが快進撃を続けている状態だ。

今年のTeam GREENは、ベテラン柳川明、若きエース渡辺一樹、そしてブリティッシュスーパーバイクを戦うレオン・ハスラムのライダー布陣。チームの釈迦堂利郎監督は「ハスラムは、鈴鹿8耐で優勝経験があるので、そのノウハウに期待している。ブリティッシュスーパーバイクでも優勝しているし、安定した速さがある」と、ハスラム加入に大きな期待を寄せている。

このハスラムの父は、ロケット・ロンで一世を風靡したロン・ハスラムで、事前テストではチームに帯同。40~50歳のレースファンにとっては懐かしい名前で、柳川は「当時のエルフプロジェクトでの、片持ちフロントサスペンションのことなど、いろいろと裏話が聞けました」とご満悦。

その柳川は「ハスラム選手から貴重な意見が出るなど、いい形で事前テストを終えることができた。過去2年は、カワサキファンには悔しい思いをさせてしまいましたが、今年はレース後にみんなで笑いたいですね」と自信をのぞかせる。

そして渡辺一樹は「今年は表彰台のてっぺんに立って、カワサキファンに感謝の気持ちを伝えたい」と語り、ハスラムも「事前テストでは、3人でマシンを進化させることができた。僕は過去に2回、この鈴鹿8耐で優勝しているが、このチームであれば、再び表彰台の中央に立てる可能性は高い」と手応えを語る。

昨年は9位でレースを終えたTeam GREENだが、マシン、ライダーとも昨年以上のパフォーマンスを身につけている。Kawasakiの優勝は1993年のスコット・ラッセル、アーロン・スライト以来となるが、歓喜の可能性はいよいよ高まっている。あとはカワサキファンの応援あるのみだ。

《佐久間光政》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る