メルセデス・ベンツ日本 上野社長「カーシェアを日本でも積極的に進めていく」
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上野社長は「カーシェアというのは必然的な方向性になっていくし、逆に目をつぶっていたら乗り遅れてしまうので、あくまでも世の中が良しとする制度にはどんどんと積極的にやっていきたい」と明言。
さらに「理想的にいえば、いろいろな街づくりの最初の頃からカーシェアも含めて基盤に入れてもらうと、より可能性がでてくる。諸外国と違って日本の場合は路上駐車が基本的にはノーで、そういうことで乗り捨て型のカーシェアが実現できない状況にあるが、クルマの駐車ができるような数多く街の設計の段階からやっていければ車共同利用が可能になってくる」とも指摘。
その上で「カーシェアが1台あると新車が何十台売れなくなるといった計算値もあるようだが、そこをやることによって、よりモビリティを個々のプラスになるため、コミュニティのプラスになるために進めていきたいと思っているので、決して私どもがあきらめたわけではなく、日本においても他の地域と同様に、いろいろと考えて今進めている」と重ねて強調した。
《小松哲也》