日産の第1四半期決算、円高で4期ぶりの営業減益も「対応力はついている」

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日産自動車決算会見
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日産自動車が7月27日発表した2017年3月期第1四半期決算は、販売台数そのものは前期並みだったものの為替が円高に振れたことで連結営業利益が前年同期比9.2%減の1758億円と4期ぶりの減益となった。

日産の田川丈二常務執行役員は同日、横浜市にある本社で開いた決算会見で「為替変動の影響を除いた営業利益は(前年同期比)37.8%増の2670億円になる」とした上で、「しかし為替変動が912億円の減益要因となり、その結果、営業利益は1758億円になった」と述べた。

一方で「我々が現在の中期計画を始めた(2011年)頃は対ドルで1円動くと200億円以上の影響を営業利益に与えたが、これが昨年は120億円まで少なくなっている。今年は例えば『ローグ』あるいは夏からは『アルマーダ』の輸出が始まることで、120億円だった影響がやや増えて140億円くらいになると見込んでいるが、それでも200億円を超えていた為替の感応度というのは大きく下がっている」とも説明。

その上で「これは輸入部品を活用したり現地化を進めている成果だと思うし、一部の競合他社と比べると我々の現地化あるいは為替感応度というのは比較的リスクが少ない形になっているのではないかと考えている」と強調した。

《小松哲也》

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