【GARMIN fenix 3J Titanium 海外インプレ後編】ビジネスチャンス?観光&GPSウォッチ

エンターテインメント 話題
PR
オランダの風車が見える景色の中でも独特の存在感を見せるfenix 3J Titanium
オランダの風車が見える景色の中でも独特の存在感を見せるfenix 3J Titanium 全 20 枚 拡大写真

マルチスポーツトレーニング用GPSウォッチのfenix(フェニックス)シリーズの人気モデル、「fenix 3J Titanium」を駆使して、オランダでゴッホが名画を描いた場所を自転車で巡ってみた。約3万kmにおよぶ自転車道路が整備されたこの国で、最新ガジェットは想定以上の威力を発揮するのである。

◆オランダ、ゴッホの軌跡をたどる

家電メーカー、フィリップスの創業地であるアイントホーフェンから10kmほど離れたところにヌエネンという村がある。画家のフィンセント・ファンゴッホが30歳となる1883年から1885年まで家族とともに暮らしたところで、名画の多くがこの村で描かれたという。

今回の目的は、ヌエネンのレンタルサイクルショップで自転車を借りて、名画を実際に描いた場所を次々と訪問していくというものだ。すでに130年以上の歳月が流れたが、ゴッホの題材となった旧教会や並木道など現存するものも多く、その場所には案内看板が設置されている。「じゃがいもを食べる人々」のオブジェや残存する「水車小屋」があり、サイクリングコースや林道を通って点在する名画の原点を訪れることができるのである。

翌日は「ゴッホの森」とも呼ばれるオランダ最大の森林地帯へ。ゴッホの名画をコレクションする実業家夫人が開設したクレラー・ミュラー美術館がある。道路をはさんで建物の反対側には無料のレンタルサイクルがあるので、訪問者はだれでも広大な公園内を散策できる。そして最後は市民が日常の交通手段として自転車を愛用するアムステルダムへ。ホテルカーサ400でレンタルサイクルを借りて周囲を散策してみた。すべてfenix 3J Titaniumでサイクリングルートを記録。高低表も自動記録され、だれにも負けない自転車コースガイドになった。

◆文句のない性能、運動にも思い出にも

最近のデジタルカメラは静止画でも動画でもその中にGPSで取得したデータを埋め込むことができるので、地図と画像を連動させて再生するソフトも実現した。さらには自転車を固定して室内で乗るサイクルトレーナーの中には、世界のどこかでだれかが動画撮影しながら実際に走ったコースをモニター再生させるとともに、コースの勾配に応じてペダリングの負荷を可変させるシステムも登場している。海外の人気コースを自宅にいながらバーチャルで体験できる時代になったわけだ。

そのベースとなるコースのデータ収集が、手首につけた重量80g程度のGPSウォッチでできるのだからあなどれない。fenix 3J Titaniumはランやサイクリングのみならず山岳やマリンスポーツにも使えるマルチアイテムだし、魅力的なチタニウムボディとサファイアガラスを組み合わせた外観はビジネスシーンにもマッチする。搭載された機能の多くはもてあますほどなので、それぞれのライフスタイルの中で活用できる部分だけを起動させて楽しいアクティブライフを満喫するというのが賢いかなと思う。

今回はオランダ・ベルギーフランダース政府観光局のアテンドで現地のサイクリング事情を視察し、旅のお供としたfenix 3J Titaniumなのだが、結論から言うとできなかったことはなにもない。最大のメリットは足跡が残せること。スポーツユースでなくてもいいと思う。トラベル業界としてもGPSウォッチを利用した新たな観光スタイルはビジネスチャンスにもなるのでは。

《山口和幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る