【カーオーディオ・ユニット選びの極意】スピーカー・タイプ解説「車種別専用スピーカー」

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
フォーカルの、トヨタ車用スピーカー「IS 165TOY」。
フォーカルの、トヨタ車用スピーカー「IS 165TOY」。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオにおける、製品選びのコツや攻略法を解説していこうとしている当コーナー。まずはスピーカー選びの指針をご紹介するべく、「タイプ解説」から行っている。今週は「車種別専用スピーカー」について、考察していこうと思う。

「車種別専用スピーカー」とは、先週に取り上げた「カスタムフィットスピーカー」の発展型である。「カスタムフィットスピーカー」は、“大がかりな加工を伴わずに取り付けられる”ことを最大の特長としているが、「車種別専用スピーカー」も、その部分は基本的に同様だ。その上で、対応車種を絞って製品化されているのが「車種別専用スピーカー」なのである。

なお、「カスタムフィットスピーカー」は、取り付けに必要な部材が、何から何まで揃えられている、とは限らなかったのだが、「車種別専用スピーカー」では、それらが充実しているモデルが多い。結果、工賃以外の部分では費用が膨らまず、予算を計算しやすいというメリットも有している。

ここ数年、「車種別専用スピーカー」のラインナップは拡充傾向にある。特に、欧米スピーカーメーカーからの新製品リリースが目立っている。

ちなみに、対応車種として目立つのはズバリ、『BMW』だ。アメリカンブランドの「ロックフォード・フォズゲート」や、ドイツの「レインボウ」あたりも、『BMW』専用モデルをラインナップしているし、フランスの「フォーカル」も『BMW』用のモデルを持っている(同社は、『VW』用や『TOYOTA』用等も擁している)。

また、「カスタムフィットスピーカー」はリーズナブルな製品が主体なのだが、「車種別専用スピーカー」では、ハイグレードなモデルも多数見受けられる。「車種別専用スピーカー」=リーズナブル、という図式はあてはまらず、その点も「カスタムフィットスピーカー」との違いだ。

「車種別専用スピーカー」に関しての考察は以上だ。次週もさらに、スピーカーのタイプ解説を深めていく。次回の当コーナーにも、乞うご期待。

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 01「スピーカー・タイプ解説」#03「車種別専用スピーカー」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る