スバル富士重、通期営業利益を4000億円に下方修正…第1四半期は24%減益

自動車 ビジネス 企業動向
高橋充取締役専務執行役員CFO
高橋充取締役専務執行役員CFO 全 2 枚 拡大写真

富士重工業(スバル)が8月3日に発表した2017年3月期の第1四半期(4~6月期)連結決算は、営業利益が前年同期比24%減の1015億円となった。円高やタカタ製エアバッグのリコール費用が収益を圧迫した。

同期のグローバル販売は9%増の24万555台で、この期としては過去最高となった。主力の米国が10%増と依然好調を続けたほか、日本も11%伸びた。為替は1ドル111円で、前年同期比9円の円高となり、営業損益段階での為替変動による減益影響は292億円に及んだ。

為替より影響が大きかったのがエアバッグのリコール費用で、約300億円を引き当てた結果、256億円の減益要因となった。純利益は6%減の789億円となった。

通期予想は、エアバッグのリコール費用を下期にも約300億円引き当てることとし、下方修正した。営業利益は期初計画より200億円減額の4000億円(前期比29%減)、純利益は80億円少ない2850億円(35%減)とした。記者会見した高橋充専務執行役員は「エアバッグの品質関連費用の見通しを織り込んで期初計画を修正した。新車販売自体は北米、日本などで順調に進んでいる」と評価した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. フォルクスワーゲン『ゴルフ』改良新型はよりシャープな表情に[詳細画像]
  2. 快適性と音質の一石二鳥。夫婦が選んだアウディA4の革新的なアップグレード
  3. メルセデスベンツ『Gクラス』改良新型---見間違えのようのないデザイン[詳細写真]
  4. 話題のマツダ『EZ-6』、詳細スペックを公開! 後輪駆動でBEVは600kmの航続距離に
  5. “しなる”ホイールも装着! マイチェン『ヴェゼル』に新設定のホンダアクセス流「スポーツスタイル」[詳細画像]
  6. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  7. 「日本車キラー」に強力な追加モデル、PHEVのロング仕様で盤石の構え…北京モーターショー2024
  8. 洗練&堅牢、モデリスタがトヨタ ランドクルーザー250 をカスタム[詳細画像]
  9. 「プリウス顔」が前にも後ろにも!? トヨタ新モデル『bZ3C』、Z世代へアピールなるか…北京モーターショー2024
  10. 【BMW 5シリーズ 新型試乗】シャシー、運動性能、価格。「523i」は最高のバランスを持つ1台…中村孝仁
ランキングをもっと見る