スズキ、通期営業利益1800億円予想を据え置き…第1四半期は7%増益

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長尾正彦常務役員
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スズキが8月3日に発表した2017年3月期の第1四半期(4~6月期)連結決算は、営業利益が前年同期比7%増の592億円となった。対インドルピーでの円高が響いたものの、インドや欧州などの車種構成が好転した。

[写真:スズキ・バレーノ]

同期の四輪車グローバル販売は2%減の67万5000台となったものの、主力のインドが5%増と好調を持続した。国内は燃費不正などで軽自動車が落ち込む一方、新モデルを拡充している登録車は80%増加した。為替は対インドルピーやユーロなどの円高により、営業損益段階で194億円の減益要因になった。純利益は20%増の380億円だった。

通期は営業利益1800億円(前期比8%減)、純利益930億円(20%減)としている従来予想を据え置いた。記者会見した長尾正彦常務役員は「インドは新型車の貢献や新販売網のネクサなどにより順調。通期予想は為替を中心に読みにくく、据え置いた」と語った。

《池原照雄》

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