宮崎 シーガイア が大変身…小山薫堂アイデアいろいろ
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1994年に誕生したフェニックス・シーガイア・リゾート(シーガイア)は、21年を経て2015年春から大規模改修工事に着手。その中核施設「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」の全面改装、専用ラウンジ新設をはじめ、地下1階ショッピングエリアや地上42階ブライダル会場などのリニューアル、有名日本料理店の誘致などで集客をねらう。
2階部分「風待ちテラス」をプロデュースした小山薫堂氏(オレンジ・アンド・パートナーズ)は、初日のテープカット式典でこう語った。
「変わったなと思うのは、ここで働いている人たちの表情。これから、宮崎で活躍している人たちがここに集まって、宮崎の新しい魅力を発信していくだろう。新しいシーガイアが、九州復興をけん引するような存在になると思っている」
船が出港するさいに“順風を待つ”という意味を持つ“風待ち”をネーミングに含めた同テラスは、旅をテーマにした空間に。クルマや自転車、鉄道、航空といった書籍やビジュアルも並ぶ。アレンジしたのはブックディレクターの幅允孝氏だ。
福岡市内からシーガイアまでは、九州道・宮崎道を伝って3時間半。「熊本などを経由して“半日ドライブ”で訪れるユーザーが多い」という。
同社の松永裕文社長は式典で、「宮崎にはすばらしい観光資源があり、あらためてその魅力に磨きをかけ、ユーザーに体感してもらえる場をつくった。新しいシーガイアのスタートだが、これで完成ではない。今後も進化させ、高めていきたい」と伝えていた。
《レスポンス編集部》