米国の自動車大手、FCA(フィアット クライスラー オートモービルズ)US。同社が、クライスラーブランドの主力セダンの生産終了の時期を、確定させた。
これは7月26日、FCA USが明らかにしたもの。「クライスラー『200』の米国工場での生産を、2016年12月をもって終了する」と発表している。
FCA USは2016年1月、中期経営計画、「2014‐2018ビジネスプラン」の改訂版を発表。この中で同社は、「クライスラー200の生産を、1年半以内に終了する」と公表していた。
今回、クライスラー200の生産終了の時期が、2016年12月に決定。米国市場ではガソリン価格の下落により、顧客の嗜好がSUVやピックアップトラックにシフトしている。今後、大幅な販売増が見込めないため、中小型セダンのクライスラー200の生産を終了する。
FCAは、クライスラー200を生産している米国ミシガン州スターリングハイツ工場を改修する計画。ピックアップトラックの生産拠点に変更し、需要に応えていく。