京急と東京モノレール、それぞれの Wi-Fi 整備事情

鉄道 企業動向
東京モノレールと京急電車
東京モノレールと京急電車 全 1 枚 拡大写真

帰省や旅行と、混雑ピークをむかえる羽田空港。都心と羽田のアクセスに京急電車や東京モノレールを選ぶ人は、遅延が少ない、運賃が安い、前後でお酒が楽しめるなどの理由のほかに、「Wi-Fiが使える」もあるという。両社に、Wi-Fiの現状を聞いた。

東京モノレールは、2012年10月から全車両で au Wi-Fi SPOT(KDDI)、Wi2 300(Wi2)のサービスを開始。京急は東京モノレールを追うように2014年に同じくauとWi2を敷いた。

「2015年春には、インバウンド向け無線LANサービスも拡充。アプリのダウンロードが必要だが、羽田空港国際線ターミナル駅の自動ID発行機(Wi-Fi Staff)を経由し、京急線全駅、一部車両、Wi2社のWi-Fiスポットに2週間無料で接続できる」(京急電鉄)

京急のアプリ版に対し、東京モノレールは、フリー版でWi-Fi環境を拡充。全駅・全車両同時に、すべてのユーザーが利用できる無料公衆無線LAN「TOKYO MONORAIL Free Wi-Fi」を整備。夏休みには間に合わないが、「国内の鉄道事業者では初」というフリーWi-Fiサービスを10月からスタートさせる。

「メールアドレスや、Facebook、TwitterなどのSNSアカウントの入力ですぐに使えるのが特徴。これまでの既存アクセスポイントを活用し、フリー化する。全車両100パーセントに展開できるのは、相互乗り入れなどがない、クローズな路線だからかも」(東京モノレール)

都営や京成などと相互直通運転を行う京急は、「すべての車両のWi-Fi整備を目指したい」という。

「京急の自社車両については、ことし6月時点で、790両のうち622両がWi-Fiが整った。ほぼ80パーセントに導入されたかたち。これは、あくまで京急車両のみだが、都営や京成でも順次拡充させている。ただ、フリーWi-Fiじゃない」(京急電鉄)

東京モノレールも京急電車も、都心と羽田を結ぶルート内には地下区間が存在し、両者とも「トンネル内の携帯電話の利用は可能」という。

《レスポンス編集部》

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