BASFと戸田工業、北米でリチウムイオン電池用正極材の合弁事業を展開

自動車 ビジネス 海外マーケット

BASFと戸田工業は8月9日、北米を拠点としたリチウムイオン電池用正極材事業の合弁化に向けた独占交渉を開始したことを発表した。

合弁事業は米国およびカナダで、NCA(ニッケル系正極材)、NCM(三元系正極材)をはじめ、さまざまな正極材料および前駆体の製造、開発を展開する予定。両社は、これまでも日本で、BASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社を合弁事業として展開しているが、今後北米にてそれぞれの正極材ビジネスを結集し、世界市場での提携関係をより強化していく。なお、合弁事業では、BASFが過半数の株式を保有する予定。

BASFの触媒事業本部プレジデントのケニス・レーン氏は「今回の提携は、BASFと戸田工業の日本での合弁成功を礎として、北米正極材市場へのBASFのコミットメントをさらに強めるものだ。BASFは、戸田工業との関係をさらに深めることで両社の知見の粋を結集し、北米で伸長する正極材市場に向けて、正極材の供給を拡大していけるものと期待している」とコメントしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 【アウディ A3 新型試乗】アウディらしい闊達なスポーティさが持ち味…島崎七生人
  3. クラッチ操作不要のホンダ「Eクラッチ」がレブルに搭載! SNSでは「運転マジ楽しい」「マジ助けられた」など高評価の声
  4. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  5. 日産、追浜工場の跡地活用計画、9月末までに決定へ[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る