【カーオーディオ・ユニット選びの極意】スピーカー・タイプ解説「コンポーネントスピーカーor単品販売」

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
フォーカル・PS 165F
フォーカル・PS 165F 全 1 枚 拡大写真

製品選びの指針となる情報を、毎週テーマを定めて発信している当コーナー。まずは、「スピーカー」のタイプ解説からお届けしている。今週は「コンポーネントスピーカーor単品販売」と題して、それぞれの言葉の意味するところを、端的に解説していく。

今週は、「スピーカー」の製品形態について考えてみる。大きくわけて2とおりがあり、1つが、「コンポーネントスピーカー」(すぺてがセットされたもの)であり、もう1つが、各ユニットが「単品販売」されるタイプである。どちらかしか設定されていない製品もあるし、両方ともラインナップしている製品もある。

どちらを選ぶべきかは、自分が組もうとしているシステムレイアウトによって決まる。“パッシブクロスオーバーネットワーク”を使ったシステムレイアウトを取る場合には、「コンポーネントスピーカー」を選んだほうが手っ取り早い。対して、スピーカーユニット1つ1つにパワーアンプの1chをあてがう“マルチアンプシステム”を構築しようと考えるのならば、“パッシブクロスオーバーネットワーク”が要らなくなるので、「単品販売」で必要なスピーカーだけを買い揃えていくほうがお得だ。

ただし、実際のところは「単品販売」タイプを用意している製品は、どちらかと言えば少数波だ。特に、エントリーグレードからミドルグレードの「スピーカー」において、その傾向が顕著だ。“マルチアンプシステム”が前提となっていても、「コンポーネントスピーカー」を選ばざるを得ないケースが多くなっている。

ちなみに、開発者目線で考えた場合、“パッシブクロスオーバーネットワーク”も含めた「コンポーネントスピーカー」状態のサウンドが、その製品本来のサウンド、と言える。設計者は、“パッシブクロスオーバーネットワーク”も含めて、製品の音決めを行っていくからだ。設計者の意図を知ろうと考えるならば、“マルチアンプシステム”を構築する場合でも、1度は「コンポーネントスピーカー」状態の音も聴いておくと良いだろう。

ところで、“パッシブクロスオーバーネットワーク”には、一部、“バイアンプ対応”となっているものがある。そうであるか否かで、そのスピーカーの楽しみ方の幅がぐっと広がる。

どのように広がるかについては、次週に詳しく解説していきたい。次週もお読み逃しなく。

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 01「スピーカー・タイプ解説」#04「コンポーネントスピーカーor単品販売」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る