10人死傷の暴走事故、運転者を容疑者死亡のまま書類送検

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今年2月、大阪府大阪市北区内で疾病原因によって意識を失った際にクルマを暴走させ、10人を死傷させる事故を起こし、その後死亡した51歳の男について、大阪府警は12日、容疑者死亡のまま過失致死傷容疑で書類送検した。

大阪府警・曽根崎署によると、問題の事故は2016年2月25日の午後0時35分ごろ発生している。大阪市北区芝田1丁目付近の市道(右左折レーンを含めて4車線の直線区間)を走行していた乗用車が左折車線を直進するとともに、赤信号を無視して交差点へ進入。スクランブル式の横断歩道を渡っていた歩行者を次々にはねるとともに、交差点を越えたところで道路右側の歩道に乗り上げ、ホテル玄関の花壇に衝突して停止。この事故で歩行者2人が死亡し、8人が重軽傷。暴走したクルマを運転していた51歳(当時)の男も収容先の病院で死亡している。

その後の調べで、男は心臓付近の大動脈が裂ける症状(大動脈解離に伴う心タンポナーデ症状)で意識を急速に失ったことが判明。現場近くの防犯カメラが一旦は停車したクルマの様子を撮影していたが、クルマは約70秒後に動き出し、約40km/hの速度を維持したまま交差点に突っ込んでいたこともわかった。

警察では体調の異変を感じた男がクルマを停車させたものの、エンジン停止やシフトレバーの操作を行う前に意識を失い、これを怠ったことが原因でクルマが再発進して事故につながったと判断。男を容疑者死亡のまま、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検し、捜査を終結させた。

《石田真一》

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