北陸新幹線乗り入れ、敦賀駅大改造プラン…動く歩道でつなぐホーム

鉄道 行政
北陸道側から見た敦賀市街。手前の道路が国道8号(敦賀バイパス)、野球場がきらめきスタジアム。敦賀港の向こうに原発などが建つ敦賀半島が見える
北陸道側から見た敦賀市街。手前の道路が国道8号(敦賀バイパス)、野球場がきらめきスタジアム。敦賀港の向こうに原発などが建つ敦賀半島が見える 全 24 枚 拡大写真

北陸新幹線 敦賀駅とその周辺の青写真が見えてきた。敦賀市の図面には、旧敦賀第一機関区の転車台や給水塔の直上付近に出現する北陸新幹線ホームや、在来線ホームと新幹線ホームを結ぶ乗り換え連絡通路などが描かれていた(写真24枚)。

敦賀市の資料では、北陸新幹線の敦賀駅アプローチ部分が、かまぼこ・小牧 敦賀支店(工場)付近をかすめ、北陸線と旧敦賀港線の分岐地点付近で北陸線を斜めに跨ぎ、旧敦賀第一機関区の上の2面4線ホームへとつながっている。

300メートルあるホームの大阪寄り終端部は、既存の在来線ホーム跨線橋とそろうように並び、金沢寄り終端部は旧敦賀第一機関区の転車台付近にある。

この新幹線ホームと在来線ホームの間は、60m以上離れていることから、エスカレーターと動く歩道(ムービングウォーク)を組み入れた、200メートルにおよぶ乗り換え連絡通路で結ばれるかたち。

敦賀港や氣比神宮、気比の松原リゾートなど、海側の市街地や観光地を向く敦賀駅。新幹線ホームはその山側に設置される想定で、海側に向く敦賀駅と新幹線ホームを結ぶには、「連絡通路の整備は不可欠と考え、国による動く歩道やエスカレーターを含む連絡通路の整備を要望する」という。

また市は6月下旬、山側に向く駅舎と駅前広場、駅の東にのびる国道8号(敦賀バイパス)へと結ばれるアクセス道路の計画も打ち出した。ルートは、敦賀駅の南側にあるJX日鉱日石金属敦賀工場を東側から回り込むようにカーブし、きらめきスタジアムの脇をかすめて敦賀バイパスへ接続するというイメージ。

北陸新幹線が敦賀まで到達するのは2022年度。7月下旬には北陸新幹線与党検討委員会が敦賀駅を視察し、「動く歩道などは必要」という認識で一致した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  2. 600台ものカスタムカーが集結、「スタンスネイションジャパン」大阪で8年ぶり開催へ
  3. いすゞ初の電動ピックアップトラック『D-MAX EV』にSNSも注目「ロマンあるよな」
  4. 『マツダ6e』英国発表で日本への“右ハンドル車”投入にも期待ふくらむ
  5. 路面に「矢印」照らすウインカー国内初搭載、トヨタ『カローラクロス』が改良
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【調査レポート】ベトナムにおけるモビリティ市場調査~13社(四輪・二輪)の最新動向~
  2. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  3. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  4. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る