2030年に世界全体で自動車7台のうち1台が自動運転車に…フロスト&サリバンが予測

自動車 ビジネス 企業動向
フォードの自動運転
フォードの自動運転 全 3 枚 拡大写真

フロスト&サリバン・ジャパンがまとめた、最新リサーチ分析「自動運転のグローバル市場見通し:2016年」によると、2030年までに世界全体で自動車7台のうち1台が自動運転車になるとの予測を発表した。

同社の分析では、交通事故による死傷者の減少や、より優れた乗車体験の提供は、自動運転技術の導入拡大をけん引する主な要因とはならないとしている。

自動運転技術の様々な開発段階において、自動車メーカーが多様な事業体とのパートナーシップや信頼性のあるエコシステムを構築する必要性が、自動運転技術の開発を刺激する要素となると予想する。

一方で、自動運転車向けの最適なセンサーの開発で、技術的な課題があると指摘する。自動車メーカーは多様な運転状況に対応した視覚能力を兼ね備えた機能を、合理的な価格で販売することを目指しているが、既存のソフトウェアや検証機能は複雑な自動運転の運転環境において、完全な機能を提供するには不十分となっているとする。

特に、自動車業界では自動運転に好ましい環境となる規制の枠組みが早急に必要と指摘する。

自動運転市場に参入する企業や関連機関は、規制の枠組みの設置に向けて、一元化した取り組みの採用が必要。同時に、自動運転を取り巻く新たな規制が、特定地域だけでななく、自動運転のグローバル市場全体の成長を促すことが出来る形で設置される必要があるとしている。グローバル全体に採用される基準や規制なしでは、自動運転市場の成長も損なわれると警鐘を鳴らす。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  3. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
  4. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  5. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る