「カロッツェリア・サイバーナビは音が良い」というウワサの真偽を徹底検証! Part.1「高音質設計に込められた思いと、技術」に迫る!

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「カロッツェリア・サイバーナビは音が良い」というウワサの真偽を徹底検証! Part.1「高音質設計に込められた思いと、技術」に迫る!
「カロッツェリア・サイバーナビは音が良い」というウワサの真偽を徹底検証! Part.1「高音質設計に込められた思いと、技術」に迫る! 全 11 枚 拡大写真

『カロッツェリア・サイバーナビ』は、“音の良いナビ”として定評がある。その『サイバーナビ』が、2016年モデルへと生まれ変わり、さらなる高音質化を成し遂げたとのことなのだが、真偽やいかに…。それを確かめるべく、パイオニア本社を訪ねた。

取材に対応してくださったのは、同社市販事業部 事業企画部 市販企画部マルチメディア企画1課の橋本岳樹さんだ。かつては同社のハイエンドカーオーディオシリーズである『カロッツェリアX』の設計も手掛け、現在は『サイバーナビ』の商品企画を担当している橋本さんに、『サイバーナビ・2016年モデル』が“音が良い”理由について、じっくりとお訊きした。併せて搭載デモカーの試聴も実行し、本当に音が良いのか否かを確認してきた。

■詰め込まれた音質向上への想い、その取り組みとは。

早速、橋本さんのお話をご紹介していこう。まずは、『carrozzeria』の目指す“高音質”とはどのようなものなのか、お訊きした。

橋本「ボリュームを上げたくなる、ずっと聴いていたくなる音が、“良い音”だと考えています。もう少し具体的に言うなら、音の質感が良くて、音に芯があって、エッジが立っていて、メリハリが効いている…、こんなイメージでしょうか。つまりは、録音されている音がそのままの音で聴こえてくる、ということなんです。目指すところはハイエンド・カーオーディオユニットと同様のコンセプトとなる“Hi-Fi”です。しかし『サイバーナビ』では、それを“簡単に”楽しめるように仕上げてあります。そこが、ハイエンド・カーオーディオユニットとの違いです」

ところで『サイバーナビ』は、これまでも“音が良い”ナビだと言われ続けていた。それが2016年モデルとなり、さらにガラリと音を良くすることができたと聞いているのだが、それは本当なのだろうか…。

橋本「本当です。『サイバーナビ』は、2004年モデルから、強く音にもこだわるようになりました。そして2009年モデルからは『カロッツェリアX』の開発担当者がチームに加わり、さらなる高みが目指されました。以来、高音質パーツを組み込むなどして、高音質化に取り組んできたんです。

しかしながら車載オーディオ機器は、良い部品を使っても良い音になるとは限らない…。『カロッツェリアX』の設計者たちは、車載オーディオ機器のことをさらに良く知る必要があったのです。そうして年を重ねるごとに、ナビにおいてはどうするべきか、そのノウハウが溜まっていき、抜本的に変えるべきポイントが見えてきました。でもそういった部分に関しては、出来る範囲の最大限は行ったのですが、マイナーチェンジの範囲では思った事全てには手を付けることができなかったんです。そしてようやくフルモデルチェンジの時を迎えて、遂にすべてを作り直すことが可能になりました。なので、音もガラリと変わって相当に良くなっています」

■基板構成を変え、基板設計を変え、その上で効率的に高品位パーツを投入。

具体的には、何が行われたのだろうか。

橋本「まずは、基板構成をそっくり作り替えました。これまでも、オーディオ基板とナビゲーションの基板は独立構造になっていたのですが、内部にはそれ以外にもさまざまな回路ブロックが存在しています。例えば、HDMIやUSBのインターフェース、GPSの回路ブロック、Wi-FiやBluetoothのモジュール等々。これらもノイズ源になり得ますから、そのほとんどをナビ基板に組み込みました。結果、オーディオ基板側はかなりスッキリさせることができています。

さらに、基板設計においても、ノイズが回り込んでくる可能性があるところに対して1つ1つ、ノイズ封じを施しました。これらにより、まずはベースとなる部分のブラッシュアップが計れています。

その上で、高品質なパーツを効果的に注入してあります。『カロッツェリアχ』でも使われていた“サウンドマスタークロック回路”、従来比約1.45倍の容量を増大させた“フルカスタムのオーディオ用アルミ電解コンデンサー”、電源部のさらなる強化を図るための“高音質トロイダルコイル”などを採用しています。投資する部分を見極め、効率的に高品位パーツを組み込みました」

■原音を忠実に再現できているからこその、音場表現…。さすがの高音質を堪能。

ここまで手が加えられたということを知り、その音に対する期待は相当に高まった。わくわくしながらデモカーである「ホンダ・ステップワゴン スパーダ」の運転席に乗り込んだ。

ちなみにデモカーに搭載されているナビは、9月に発売が開始される10V型の車種専用モデルだ。フロントスピーカーは、カロッツェリアの『Cシリーズ』の17cmセパレート2ウェイモデル。そこに同社のパワードサブウーファーも追加されている。

テストトラックの再生ボタンを押し、一聴して感じたことは…。

音場の立体感だった。ここまでの立体感を感じさせるためには、音源に入っているさまざまな情報を、ほとんどロスなく再生できていなければ不可能だ。「音源をそのまま再生する」というコンセプトが実現されていることを実感した。そしてなるほど、音の質感も実に心地良い。高域はスムーズで滑らか、中域も分厚い。低域の量感、パワー感も良好だ。

ハイエンドカーオーディオで聴けるような“Hi-Fi”サウンドに限りなく近い。これまでの『サイバーナビ』の音とはひと味違う、リッチなサウンドが堪能できた。

橋本「楽曲や、コンテンツが持っている魅力にストレスなくどっぷりと浸れたら、ドライブはもっと充実すると思うんです。それにより、クルマで出かけるのが楽しみになったら…。お使いいただける皆さまの人生がさらに豊かになるよう、『サイバーナビ』でそのお手伝いができたらうれしいですね」

『カロッツェリア・サイバーナビ』が、“音の良いナビ”であることをつくづく思い知った。実力は本物だ。AV一体型ナビに高音質を求めるのであれば、『サイバーナビ』のチェックはマストだ。

なお、この記事には続きがある。次回は『サイバーナビ』が“音が良い”ことのもう1つに理由について解説していく。次回もお読み逃しなきように。

carrozzeria CYBER NAVIはこちらから

《太田祥三》

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