【マツダ アクセラ 改良新型】ハッとするほど鮮明なヘッドアップディスプレイ…カラー化と高精細化で視認性向上

自動車 ニューモデル 新型車
最小限の視線移動でドライブの必要な情報が得られる「アクティブドライビングディスプレイ」
最小限の視線移動でドライブの必要な情報が得られる「アクティブドライビングディスプレイ」 全 9 枚 拡大写真

商品改良を受けた新型『アクセラ』で見逃せないのが、最小限の視線移動でドライビング情報が得られるとして高く評価されてきたヘッドアップディスプレイ(HUD)こと「アクティブドライビングディスプレイ」の進化だ。

マツダはこれまで、アクセラをはじめとする主力車種にこのHUDを採用してきたが、その最大の目的は「迷うことなく確認や操作ができること」にある。“人馬一体”をコンセプトに掲げるマツダは、最小限の視線移動でドライビング情報が得られるためのアイテムとしてHUDを採用したのだ。そして今回のビッグマイナーでは、この部分を従来のモノクロからカラーへと変更して表示能力を大幅にアップし、視認性を飛躍的に高めている。

エンジンをONにするとコンバイナーと呼ばれる透明のアクリル樹脂が立ち上がるのは従来と同じ。違うのはその表示能力で、映し出された表示はよりコントラストが高くなってハッとするほど鮮明だ。ドットもより細かくなってフォントも読み取りやすくなり、外光の影響に左右されにくい。表示可能な項目も増え、新たに制限速度やブラインド・スポット・モニタリング(BSM)の表示も行うようになった。

制限速度はカメラで道路上にある標識を読み取ることで実現しているもので、走行速度との比較がしやすく、制限速度を超えたときは警告音と共に表示を点滅させる。これならありがちな“うっかりミス”低減に役立つこと間違いなしだ。BSMでも車両が近づいてくると、その側に合わせてHUD上に表示する。

その他、従来と同様にナビゲーションのガイドも行うのはもちろん、先行車認識、車線はみ出しなどの検出もモニタリング。車線はみ出し時は警告音がマイルドになったが、代わりにこの表示がオレンジ色に変化することで注意喚起につなげている。この対応により、ドライバーは走行中の必要な情報のほとんどをこのHUDで知ることができるようになったわけだ。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「FJクルーザー復活マジかよ!」価格は400万円台? トヨタの新SUV『ランドクルーザーFJ』にSNSが注目
  2. オフロード車とスーパーカーの境界を打ち破る、800馬力のブラバス『Gクラス』発表
  3. ダイハツ『ムーヴ』フルモデルチェンジを正式発表、初のスライドドア採用で6月登場
  4. 【ホンダ WR-V 新型試乗】思わず二度見する「サイズ感」と「サイドブレーキ」…岩貞るみこ
  5. 日産、追加の大リストラ策、2万人規模の人員削減検討[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  3. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  4. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る