ホンダ、重希土類フリーHV用モーターの生産を開始

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ホンダ 重希土類フリーHV用モーターの生産を開始
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ホンダは8月23日、重希土類を全く使用しない磁石によるハイブリッド車(HV)用モーターの生産を同日から鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)で始めたと明らかにした。

このモーターには大同特殊鋼と共同開発したジスプロシウムなど重希土類を使わない磁石を採用しており、HV 用モーターでは世界で初の技術となる。ジスプロシウムは生産の大半が中国となっており、過去には大幅に高騰するなど、調達に不安定要素がある。

生産を始めたモーターは9月に発売する次期『フリード』の1 モーター式HVに搭載する。生産量や設備投資額などは明らかにしていない。ホンダは1モーター式HV用のモーターを鈴鹿製作所で集中生産しており、今回、新たに2番目のラインを導入した。

同日、新ラインを報道陣に公開した同製作所の中谷昌功所長は「重希土類の高騰リスクに対応し、コストの安定につなげていきたい」と語った。ホンダは順次、他のHVモデルにもこの新モーターを展開していく計画だ。

《池原照雄》

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