ジーライオングループのムンフハダ(ライガーホールディングインターナショナル)は、モンゴル最大級のトヨタショールームおよび整備工場を首都ウランバートル市南部に開設した。
モンゴルにおけるトヨタは、新車市場で約6割、日本からの輸入中古車の約9割と、圧倒的地位を占めている。ムンフハダは、新車・中古車ともトヨタブランドがトップ市場を占めるモンゴルで、多くの顧客を獲得するため、既存店舗から移転リニューアルオープン。モンゴル最大級の設備に日本からの熟練の整備士を迎え、充実したソフトおよびハードで顧客ニーズに応えていく。
ウランバートル市では今後、都市計画が南に拡大することで、新店舗周辺地域の人口は増加、自動車の需要も増えることが見込まれている。今回開設した新店舗は、モンゴルで3番目のトヨタ正規店。他の2社はウランバートル市の中心部と北西にあるため、新店舗では、ウランバートル市の南に住む顧客をターゲットに、幅広いエリアでのサービスを展開する。
今後は、現地に即したマーケティング戦略を核とし、まずは「トヨタ正規」を看板に掲げ、そのブランド力を元に新車購入力の有る富裕層にランドクルーザーの販売を進めていく。また整備に関しても、コピー商品、中古品などで価格競争が激しいモンゴルでも最高の技術をもって価格競争に巻き込まれない優良整備工場を目指す。