【インドネシアオートショー16】2輪は脇役でも個性派ブランドが存在感を見せる

モーターサイクル 新型車
テラモーターズ S750
テラモーターズ S750 全 18 枚 拡大写真

8月11~21日に開催された、インドネシア国際オートショー2016(GIIAS2016)。以前と比べると国際的イベントとして洗練が進んだ一方で、2輪車の出展規模は大幅に縮小。それでも世界の個性派ブランドが精力的なアピールをしていた。

【画像全18枚】

2輪ブランドの出展がなかったわけではなく、日系4ブランドをはじめドゥカティやBMWなどもブースを構えてはいた。しかし多くはすでに発売中の2016年モデルを並べた程度で、さほどGIIASに注力している様子は感じられなかった。

そんな中、新たにインドネシア市場に参入したことをアピールしたのが、日本の電動2輪メーカーであるテラモーターズ。スクーターの『A2000』とその高性能版『A4000i』、ペダルを持つモペッドタイプの『S750』を展示。「日本のEV」ということを付加価値として訴求した。

インドネシアの電動2輪車は、他のASEAN諸国と同様に安価な中国製品を輸入する業者が多い。しかし同社では、そうした製品と競合する気はないという。「価格競争では中国製品に勝てるはずもない。だから日本のブランドであることをアピールしています」という。

具体的には「日本の感覚で作り込み、すり合わせ、仕上げたことで実現した高い品質を売り物にする」とのこと。まだインドネシア事業は立ち上がったばかりで、今回のGIIASにも生産拠点のあるベトナムから応援スタッフを送っている。「これからじっくりと、日本のブランドだから備わる価値を発信していきたい」とのことだ。

このほか日系ブランドで目立っていたのは、ホンダがインドネシアでは正式発表済みの『CBR250RR』を『RC213V-S』と並べ、スズキがアンダーボーンフレーム・スポーツモデルの新型『サトリア F150』を展示したこと。海外ブランドでは、ロイヤルエンフィールドが今春に発売したばかりの『ヒマラヤン』をインドネシアプレミア。新開発の411cc単気筒エンジンを搭載したデュアルパーパスモデルだ。

サイドカーのウラルはインドネシア法人を持たないが、さまざまなブランドの代理店を務めるホビーモーター・インドネシアがブースを展開。今後はこうした趣味性の高い、マニアックな大排気量モデルの市場も拡大すると予測しているようだ。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、最終デザインを入手! ハイエンドモデルにはV8か
  3. 3代目ホンダ『シビック・タイプR』、1/18スケールダイキャストミニカー発売…ディスプレイエンジン付属
  4. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る