True Zero、燃料電池車100万マイル分の水素供給を達成

自動車 ビジネス 企業動向
True Zeroの水素ステーション
True Zeroの水素ステーション 全 3 枚 拡大写真

小売り水素供給ステーションの世界最大手ネットワークを運営するTrue Zeroは、燃料電池車によるゼロ排出距離数が100万マイルを超えたと発表した。

True Zeroのネットワークは消費者向けにオープンして以来、6300台余りの車両に1万5900キログラム以上の水素を供給してきた。これはTrue Zeroの供給を受けた燃料電気車が、100万マイル以上走ったことを意味する。

True Zeroは9カ月前に最初の水素ステーションを開設したばかりで、今回の成果は最近数カ月のカリフォルニア州道路で燃料電池車が急増していることを示すとしている。

100万マイルの達成は、トヨタ、ホンダ、現代、メルセデスベンツなど、自動車メーカー各社が燃料電池車の開発を拡充しているため。トヨタは、水素供給ネットワークの進展に伴い、カリフォルニア州で燃料電池車『MIRAI』の販売を拡大してきた。ホンダは今年初め日本で市販を始めた後、今秋、同州で『クラリティ・フューエルセル』の販売を開始する。

True Zeroは2015年11月から2016年5月の間、カリフォルニア州内に15の水素ステーションを設置した。このうち、14ステーションが小売りの燃料供給用に開放されている。True Zeroの水素供給ステーションのネットワークは、タホ湖からサンフランシスコ地域を通り、サンタバーバラ、ロサンゼルス、オレンジ郡に下っている。

また、True Zeroでは、サンディエゴでもステーション建設に着手しており、ネットワークを広げる。Lindeもサクラメントで小売り水素供給ステーションを運営している。

True Zero水素ネットワークの第1段階は、カリフォルニア州エネルギー委員会からの資金提供とともにトヨタ、ホンダ、サウスコーストAQMD(大気品質管理区域)とベイエリアAQMDの追加資金提供の結果として開発された。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. Uber Taxi、埼玉県で初のサービス開始…千葉県でも大幅エリア拡大
  5. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る