三菱重工業と三菱航空機は、2度にわたって中止した『MRJ』(三菱リージョナルジェット)初号機の米国へのフェリーフライトについて、故障対策を完了後に再開すると発表した。
8月27日と28日、MRJ飛行試験機初号機は、本格的な飛行試験を実施する米国に向けてフライトしたが、空調システムを監視しているセンサ信号に異常を検知したためフライトを中断した。
今回の事象は、左右2系統ある空調システムの左舷用監視システムの不具合。空調システム自体は、正常に作動していたが、米国までの長距離フライトであり、万全を期すことにしたとしている。
フェリーフライトは故障探究と対策の完了後、関係先と調整の上、実施する予定。再出発は9月下旬以降にずれ込む可能性が高い。