【モスクワモーターショー16】懐かしのジルが極上コンディションで購入可能!

自動車 ニューモデル モーターショー
MSC6のブース
MSC6のブース 全 14 枚 拡大写真

モスクワ国際オートサロン(モスクワモーターショー)では、ロシアならではのユニークな出展者も見ることができた。ソ連の共産党指導者のための高級車、ジル(ZIL)を並べていたのは、MSC6というモスクワのショップだ。

並べられた4台のジルはどれも、新車同然の輝きを放っていた。これらは買い集めたジル車に徹底的なレストアを施し、コンプリートカーとして販売されているものだ。かつてジルが製造のために使用していた図面や治具などを揃え、モデルごとの細かな仕様の違いも含めて忠実に復元。車両を持ち込んでレストアを依頼することも可能という。

会場に展示していたのはセダンの『41041』、リムジンの『41047』、そしてコンバーチブルの『410441』という3車種。いずれも1980年代半ばに登場したモデルで、7.7リットルのV8エンジンを搭載する。ボディ形状はフェンダーなどの細かな部分が車種ごとに異なるが、それぞれの形状が再現されている。またエンジン等のメカニズムも可能な限りオリジナルの部品を使用。

当然ながらレストア作業は職人の手作業でおこなわれ、1台を復元するのにおよそ1年かかるとのこと。車両の状態によって期間は異なり、また販売価格も変わってくるという。しかしソ連時代の希少な高級車が現代的なクオリティで所有できるとあれば、どんな高価格でも購入希望者が途絶えることはないかもしれない。

《古庄 速人》

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