【WEC 第5戦】6号車初日クラッシュなど、メキシコで臨戦中のトヨタに苦境続々

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メキシコ戦はトヨタ勢にとって厳しい幕開けに。
メキシコ戦はトヨタ勢にとって厳しい幕開けに。 全 8 枚 拡大写真
世界耐久選手権(WEC)第5戦は現地9月1~3日の日程でメキシコシティにて開催中だが、LMP1-Hクラスのトヨタが初日から苦境に直面。6号車がクラッシュし、5号車にもA. デビッドソン欠場という事態が発生している。

現行WECがメキシコシティの『アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス』で開催されるのは今季が初めて。メキシコが生んだ偉大なドライバー、ロドリゲス兄弟の名を冠したサーキットはコースレイアウト変更等の改修を経て、昨年からF1開催地に再び名を連ねるなどしている。

WEC初開催にあたって、走行初日(1日)は午前に特別合同テストセッションが設けられたのだが、そこで『TOYOTA TS050 HYBRID』の6号車(S. サラザン/M. コンウェイ/小林可夢偉)がスピン、ピットウォールにヒットしてしまった。

サラザンのドライブ時に起きたアクシデントで、マシンはモノコック交換などの大きな修復作業を必要とすることになり、初日午後の通常の公式練習は1回目、2回目とも走行不参加というかたちに。予選~決勝には間に合うと思われるが、初開催地だけに手痛い初日となっている。

また、もう一台の5号車を駆るA. デビッドソンはフランスでのテストで肋骨を打撲しており、この日の午前中はマシンに乗ってコースインしたのだが、完璧な状態とはいえないという判断のもと、先を見越してメキシコ戦を欠場することとなった。5号車はS. ブエミと中嶋一貴の2名で今回のレースを戦う。

初日の公式練習のベストタイム順は、1回目がアウディ1-2、ポルシェ3-4で、2回目はポルシェ1-2、アウディ3-4。トヨタの5号車は2回とも5番手タイムだった(2回とも各トップ車両とは1秒前後の差)。

初日早々、厳しい船出となったトヨタのメキシコ戦だが、予選~決勝での挽回が望まれるところだ。

《遠藤俊幸》

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