【プジョー 508ディーゼル 試乗】エレガントさに“音”がひと役買ってます…竹岡圭

試乗記 輸入車
プジョー 508GT BlueHDi
プジョー 508GT BlueHDi 全 4 枚 拡大写真

現在プジョーのフラッグシップモデルというと、この『508』になるんですよね。しかも2017年からはディーゼルエンジンモデルのみのラインアップになるんだとか。これって大英断じゃないでしょうか。

【画像全4枚】

でもよく考えるとプジョーのディーゼルエンジンモデルはかなり歴史が長いんです。何を隠そう、1922年にはディーゼルエンジンでの長距離走行に成功し、1958年には「403」という量産モデルを発売。ディーゼルエンジン世界第1位はメルセデスベンツですけど、第2位はプジョーですから、まぁパイオニアと言っても差し支えないでしょう。

実際乗ると、このゆとり感のあるトルクが508のゆったりとした性格によく合っているんですよね。『308』と比べちゃうと、車体設計がひとつ前ということもあり、音が入ってきたり、風切り音が気になったり…なんてことも正直あったりしますが、2.0Lディーゼルエンジンとの相性と言いますか、バランスのよさで言ったら508の方が似合っているかも。遠くまでゆったりと走りたい気分になりますからね~。

なんてったって疲れない!その理由は音にもあると思います。プジョーのディーゼルエンジンって、音が静かなんですよ。もちろんまったくディーゼルっぽい音が聞こえないってことではないのですが、音質が上品、エレガントな感じなんですよね。これってこのクラスのクルマにとって大切なことだと思うんです。直噴ダウンサイジングターボ全盛のご時世ではありますが、やっぱり音ってクルマにとって大切なアイテムだと、最近改めてシミジミ思うわけですよ。ディーゼルエンジンにエレガントって言う言葉は一見ミスマッチに感じますが、こういうゆったり乗るのが似合うクラスのクルマには、この上品な音が空間を演出するのにひと役買ってくれると思います。

しかも508というか、フランス車はインテリアの作りが独特。トルクフルな出足でゆったり、ジワリと加速させるのが似合うフィーリングと相まって、世界観が作られているように思います。ちなみに、いちばん音が気になる停車中は、アイドリングストップ機能がついてますから静かですし。

さすがに気温が35度を超えるような酷暑日は、エアコン全開なんでアイドリングストップしないですけど、30度の気温だったらちゃんと止まってくれる、結構頑張ってくれちゃうシステムです。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマ&カーライフは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走っ て」を実践する女性モータージャーナリストとしてカーライフ全般を女性の視点からレポートする。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々 のレースに参戦するなど、硬軟幅広く携わる。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

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