JR貨物、根室線の一部不通でトラック代行を実施

鉄道 企業動向
JR貨物が実施もしくは検討中の代行輸送のイメージ。トラックや船舶を使用する。
JR貨物が実施もしくは検討中の代行輸送のイメージ。トラックや船舶を使用する。 全 1 枚 拡大写真

JR貨物は9月6日、台風10号による根室本線の一部不通に伴う貨物列車への影響などを発表した。トラックによる代行輸送が一部で行われている。

発表によると、代行輸送は9月5日から札幌貨物ターミナル~帯広貨物間で開始。片道の最大輸送力は5tコンテナ150個分だが、増強を検討しているという。このほか、富良野~帯広貨物間でも代行輸送の実施を検討中だが、国道38号が通行止めのため開始時期は未定だ。

また、既に運転を再開している芽室以東では、9月5日から帯広貨物~釧路貨物間を結ぶ区間列車の運転を開始。代行トラック輸送との接続を図り、釧路貨物・音別・中斜里オフレールステーション各駅への輸送ルートを確保している。

このほか、札幌貨物ターミナル~富良野間でも臨時列車の運転を検討中。東京港・八戸港~釧路港間では船舶によるコンテナ輸送の準備を進めている。

根室本線では通常、札幌・苫小牧・関東・関西地区と帯広・釧路地区を結ぶ貨物列車が1日あたり16本運行されており、農産物や書籍・雑誌、紙・パルプ、清涼飲料水、自動車部品などを運んでいる。

《草町義和》

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