タカタ製エアバッグのリコール、BMWの修理完了率は13%…米国

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旧型BMW 3シリーズ
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米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は8月中旬、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコール(回収・無償修理)に関して、BMW車の最新の修理状況を公表した。

今回のリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。

これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、火災や乗員が負傷するおそれがある。

NHTSAの発表によると、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコールでのBMW車の修理状況は、23万0864個の交換作業を終えた。修理完了率は、リコール対象全体の13%にあたる。

23万0864個の内訳は、運転席側のエアバッグが、2万7729個。助手席側のエアバッグが、20万3135個。NHTSAは「修理完了率は、運転席側が2.3%、助手席側が35.3%」とコメント。助手席側と比較すると、運転席側の交換が進んでいない。

《森脇稔》

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