酒気帯び状態で死亡ひき逃げ事件を起こした男に実刑判決

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昨年11月、埼玉県さいたま市浦和区内で軽乗用車を飲酒運転するとともに、死亡ひき逃げ事件を起こしたとして、危険運転致死などの罪に問われた24歳の男に対する判決公判が6日、さいたま地裁で開かれた。裁判所は被告に対して懲役8年の実刑を命じている。

問題の事故は2016年11月28日の午前2時5分ごろ発生している。さいたま市浦和区瀬ケ崎2丁目付近の市道(片側1車線の直線区間)を走行していた軽ワゴン車が路外に逸脱し。道路左側の路肩を走行していた自転車を押し出しながら電柱に衝突。自転車に乗っていた41歳の女性はクルマと電柱の間に挟まれて即死した。

クルマの運転者は車両を放置して逃走したが、警察は後に緑区内に在住する23歳(当時)の男を逮捕。酒気帯び運転の発覚を恐れて逃走したことが後の捜査で判明し、検察は自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)の罪で起訴。男が酒に酔ったことを認識しながら容疑車両を貸し、運転させた知人の男は執行猶予や保護観察期間のついた有罪判決がすでに確定している。

6日に開かれた判決公判で、さいたま地裁の松原里美裁判長は「被告は飲酒の影響によって眠気を感じた状態だったが、それでも運転を継続した結果として事故を起こし、落ち度のない被害者の命を奪うとともに、その発覚を恐れて逃走した」と認定。被告が以前から同様の飲酒運転を行っていたことを指摘し、「飲酒運転の危険性を安易に考えており、経緯や動機に酌むべき事情はない」とした。

その上で裁判長は「被告は事故前には赤信号で停車し、滑走防止にサイドブレーキを使用するなど、被告なりに危険防止の配慮をしていた」とも指摘。反省の情を示していることは認め、被告に対して懲役8年の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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