【GARMIN ForeAthlete 735XT J インプレ後編】オリジナルコースを作って、オリジナルのトレーニングを!

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ランやサイクリングばかりでなくスイムでも使えるマルチスポーツウォッチ
ランやサイクリングばかりでなくスイムでも使えるマルチスポーツウォッチ 全 15 枚 拡大写真

ランニング用ウォッチのForeAthlete(フォアアスリート)シリーズに、水泳、自転車、ランをトレーニングするアスリート向けのForeAthlete 735XT Jが登場した。手首に着けるだけで心拍数が計測でき、GPSによって走りや泳ぎの記録も収集できるすぐれものだ。

自分用のコースを作ってみよう!

ランニングやサイクリングの活用方法の1つとしては、定番コースをGPSで記録し、タイム計測して練習成果をはかることが挙げられる。Garmin Connectサイトでコースを作成することもできるので、それをGPSウォッチに送り込んで記録計測することは意外と簡単。たとえばランや自転車のヒルクライムレースのコースを事前にサイト地図で作成し、それをGPSウォッチに送っておけば目標時間に対してどれだけの差か、ゴールまでどれくらい残っているのかなどが表示される。つまりパーソナルなペースメーカーになってくれるのである。現地を訪れて試走しながらGPSでコース取得する必要もない。

パソコンのGarmin Connectサイトでコース作成をしてみよう。「コース」という項目の歯車マーク(設定の意味)をプルダウンすると「コースの作成」という項目があるのでこれを選択する。Googleマップが出現するのでスタート地点を設定し、走行予定の道路をたどってゴールまで赤く表示されるルートを引く。その作業が完了したら「保存」する。高低表も自動的に地図下に表示されるので、上り坂の難易度が分かるのがうれしい。

作成が終わったら「デバイスへの送信」をクリックする。もちろんその前にデバイス(本体)とGarmin Connectのペアリングを済ませ、Bluetooth機能を立ち上げておく必要がある。パソコンならBluetoothのほかにANT+やデバイス充電時に使用するUSBチャージングクリップで同期ができる。デバイスへの送信が済むと、本体画面にコースのタイトルが表示されるので、それを選択して出発とともにスタートボタンを押す。それと同時にGPSを補足してデータを取り始めるので、走ったあとは実績を確認することができる。

GPSによって走行場所が把握できるのだから作成した地図上のゴールまでの残り距離や予想到着時間が表示されるのがこの機能のメリットだ。つまり「峠まで」「ゴールまで」あとどのくらいかというのが把握できるのだ。こうしてコースを走破したら、それが実績としてGarmin Connectに記録されるので、毎年参加するイベントやお気に入りのルートでペース配分に不安を抱くことはないだろう。

初心者にもオススメ…着用する際は肌に密着させるように

数あるスポーツウォッチの中で、トレーニングを充実させたいという目的で一般の人が選択するなら、このForeAthlete 735XT Jのように心拍計とGPS機能を兼ね備えたモデルがいい。手首で計測できる光学式心拍計はわずらわしさがなく、継続的に練習するぞというモチベーションを長く維持させてくれる。胸にセンサーベルトを着ける心拍計のほうが正確なデータが取得できるといわれるが、一般向けには手首計測のほうがおすすめである。そしてトレーニング成果をGPSによって取得し、それを心拍の変化と照らし合わせることで自分の苦手としている部分が分かるかも知れないし、さらなるステップアップのための指針になるはずだ。

光学式心拍計を備えたスポーツウォッチは手首にしっかりとフィットするように締め込んだほうがいいようだ。筆者はこれまでかなりゆったりめに腕時計やライブログバンドを着用することが多かったので、初めて光学式心拍計を試したときもゆるめに着用していたのだが、肌に密着していないとどうやら脈拍数が少なめに検出される傾向にある。肌の弱い人はこういった樹脂製バンドをきつめに着用するとかぶれたりするので、購入時にはその点を考慮して購入を検討したほうがいい。

電池消費量は心拍計測機能がついているぶんだけわずかに消耗する。日常的に腕時計として使用するときは機能項目から心拍計を選び、オフにしておくと電池寿命が伸びる。付属のチャージングクリップによってパソコンのUSBポートから充電できるし、一般的なACアダプターがあれば家庭用コンセントからも簡単に充電できる。チャージングクリップは専用なので遠征先に忘れないように。

《山口和幸》

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