【東武SL】車両基地に整備された試運転線や仮設ホーム[フォトレポート]

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東武南栗橋管区内のSL検修庫
東武南栗橋管区内のSL検修庫 全 24 枚 拡大写真

埼玉県久喜市。東武鉄道南栗橋車両管区内の「SL検修庫」には、50年ぶりに再び東武の線路を駆ける蒸気機関車C11形207号機の“再起動”にあわせ、試運転線や仮設ホームなどが出現した。24枚の写真とともに見ていこう。

日光線の線路から最も離れた位置、南栗橋車両管区の北西にあるSL検修庫は、車両の一部を持ち上げられるジャッキや、けむりを換気するファンなどが設置された余裕のあるスペース。検修庫には2線の線路が敷かれていて、南側で入出庫線とつながっている。検修庫入り口付近の枕木は木製を採用している。

「火入れ式」が行われた9月12日時点で、同管区東側の一般道に沿うように、新たに線路が敷かれていたのを確認した。聞けば、この線路が蒸気機関車たちの試運転線だという。試運転線の途中には、仮設ホームの姿もあった。さらに南側には、コンクリートの基礎がつくられていたが、この物件については「ちょっと具体的にはまだ伝えられない」という。

この試運転線は東武のいう「訓練線」のなかに含まれる施設という。「2017年3月完成予定」という訓練線について、東武はこう解説している。

「実環境に近い状態で各訓練を行える線路として整備中。完成時には全長1,370 メートルとなる予定。駅係員・乗務員等の異常時対応能力の向上、SLの車両性能試験の実施等を目的とした教育を実施予定である」

2017年夏の運行を目指して着々と整備されるC11 207。来年の春ごろには、同管区東側の一般道から、シュッシュと構内試運転を繰り返す“東武釜”の姿を垣間見ることができるかも。

《レスポンス編集部》

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