ホンダ 青山執行役員、「地震の影響は、まだリカバリーできる」…熊本製作所が全面復旧

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ホンダの熊本製作所
ホンダの熊本製作所 全 3 枚 拡大写真
ホンダの二輪事業本部長である青山真二執行役員は9月13日、同社の熊本製作所(熊本県大津町)で八郷隆弘社長らとともに記者会見し、「地震による二輪生産の影響は2万5000台だが、まだリカバリーの余地はある」と述べた。

同製作所は国内でホンダ唯一の二輪車工場。4月の熊本地震によって被災し、一時は全面的に稼働停止していたが、6月から順次復旧させ、先週には3本の二輪車ラインすべてが稼働できるようになった。

青山氏によると、熊本製作所では2016年度に20万台(前年度比28%増)の生産を計画していたが、地震により約6万台の減産影響を受けた。段階的な生産再開や増産対応により、現時点での16年度見込みは17万5000台まで回復している。

当初計画に2万5000台ショートしているものの、青山氏は「稼働時間の延長などで、まだまだリカバリーできる余地はあると考えている」と述べ、挽回生産の拡大に含みをもたせた。ホンダはこれまで、販売減による今年度の地震被害額を119億円と見積もってきたが、圧縮される可能性もある。

《池原照雄》

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