ボッシュのウォーター インジェクション、ターボエンジンのパワーアップ効果も

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ボッシュのウォーター インジェクションシステム
ボッシュのウォーター インジェクションシステム 全 1 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュが8月末、BMW以外の自動車メーカーにも供給すると発表した「ウォーター インジェクション」。この技術には、ターボエンジンのパワーを引き上げる効果もある。

ウォーター インジェクションは、高回転域で冷却のために用いられてガソリンを、水で代替する目的で開発されたシステム。速やかに加速する時や高速道路を走行する時などに、水を加えて噴射する。

ウォーター インジェクションには、最大で13%もの燃費向上を可能にする効果がある。見逃せないのは、それと同時に、ターボエンジンのパワーを引き上げる効果もあること。

ボッシュによると、ノッキングを起こすことなく点火のタイミングを早められれば、エンジンはより効率的に動作するため、もともと高出力高トルクのスポーツカーでも、パワーをさらに上乗せできるようになるという。

ボッシュのガソリンシステム事業のシュテファン・ザイベルト部長は、「このウォーターインジェクションを採用することで、ターボエンジンのパワーがさらに上がる」と、自信を示している。

《森脇稔》

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