ボッシュのウォーター インジェクション、ターボエンジンのパワーアップ効果も

自動車 ビジネス 企業動向
ボッシュのウォーター インジェクションシステム
ボッシュのウォーター インジェクションシステム 全 1 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュが8月末、BMW以外の自動車メーカーにも供給すると発表した「ウォーター インジェクション」。この技術には、ターボエンジンのパワーを引き上げる効果もある。

ウォーター インジェクションは、高回転域で冷却のために用いられてガソリンを、水で代替する目的で開発されたシステム。速やかに加速する時や高速道路を走行する時などに、水を加えて噴射する。

ウォーター インジェクションには、最大で13%もの燃費向上を可能にする効果がある。見逃せないのは、それと同時に、ターボエンジンのパワーを引き上げる効果もあること。

ボッシュによると、ノッキングを起こすことなく点火のタイミングを早められれば、エンジンはより効率的に動作するため、もともと高出力高トルクのスポーツカーでも、パワーをさらに上乗せできるようになるという。

ボッシュのガソリンシステム事業のシュテファン・ザイベルト部長は、「このウォーターインジェクションを採用することで、ターボエンジンのパワーがさらに上がる」と、自信を示している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る