JR東日本、品川駅で大規模な線路切替工事 11月19・20日

鉄道 企業動向
再開発プロジェクトが進む田町~品川間を札の辻橋(田町方)から望む。車両基地の東側(左)への集約はほぼ完了しており、西側(右)の再開発エリアも今後大きく変化していくことになる。
再開発プロジェクトが進む田町~品川間を札の辻橋(田町方)から望む。車両基地の東側(左)への集約はほぼ完了しており、西側(右)の再開発エリアも今後大きく変化していくことになる。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本は11月19日から20日にかけ、品川駅(東京都港区)で線路切替工事を実施する。これに伴い、一部の列車が運転区間を短縮するなどの影響が出る。

品川駅の北側では、車両基地を縮小して再開発用地を捻出する工事が進められている。さらに、東海道線(上り線)や京浜東北線、山手線の線路を、縮小後の車両基地と再開発用地の境界付近に移設する工事が進められている。

今回の切替では、東海道線の上り線が新しい線路に切り替えられる。これにより、品川駅では新しい上り線につながる6・7番線の使用を開始。現在の上り線につながっている5番線の使用を停止する。

JR東日本の東京支社が9月13日に発表したところによると、切替工事は11月19日の10時20分頃から20日の6時20分頃まで行われる予定。この期間中、山手線・京浜東北線・湘南新宿ラインと特急『成田エクスプレス』は通常通り運行されるが、上野東京ライン・横須賀線と特急『スーパービュー踊り子』『踊り子』『ひたち』『ときわ』『サンライズ出雲』『サンライズ瀬戸』は一部の区間で運休する。

11月19日の10時20分頃から14時20分頃にかけては、上野東京ラインの常磐線直通と特急『ひたち』『ときわ』が上野~品川間のみ運休。『スーパービュー踊り子』『踊り子』は下りが通常運転だが、上りは東京14時10分着の『スーパービュー踊り子4号』まで東京行きで運転される。

11月19日の14時20分頃から終発までは、上野東京ラインの宇都宮・高崎線直通が東京~品川間で運休し、常磐線直通と特急『ひたち』『ときわ』も引き続き上野~品川間で運休する。横須賀線は品川行き終発が大崎行きに変更される。特急『スーパービュー踊り子』『踊り子』は上りのみ終着駅を品川駅に変更。下り東京発の寝台特急『サンライズ出雲』『サンライズ瀬戸』も東京~品川間を運休して品川発になる。

11月20日の初発から6時20分頃までは、上野東京ラインの宇都宮・高崎線直通が東京~横浜間で運休。東海道線の下りは横浜5時48分発の列車まで横浜始発で運転される。ただし、一部の列車は東京~品川間を運休し、品川駅から横須賀線の線路を使用して運転される。また、高崎線は東京始発として大宮方面に運転し、宇都宮線は通常運転になる。常磐線は上野駅で松戸方面に折り返す。横須賀線は品川発と東京発の初発のみ、始発駅を大崎駅に変更する。

《草町義和》

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